2011年1月4日火曜日

擬宝珠を作る

神社や古い橋の欄干にある擬宝珠(ぎぼし、ぎぼうし)。
円柱の上に乗っているタマネギみたいなものです。

GoogleSketchupで古い建築物を描く上では欠かせません。
曲線が多いブツなので、フォローミーツールで描こうと思います。

擬宝珠の製造業者のホームページで画像を見ながら、
断面の平面図(半分)を描きます。

上のタマネギ部分です。
「円弧ツール」で線を組み合わつつ、
「尺度」で楕円にしたりながら、
それっぽくしています。
下地にある「面」は描きやすいように置いただけのもので、
どうせ、後々消します。
なくても完成には影響しません。



細かい話ですが、先端部分は丸くしています。
そうしておかないと、タマネギの先がツンツン尖って
ケガをするからです。
3Dで誰がケガをするわけでもないので、
尖っていてもいいのですが、
ディテールにこだわってみました。




断面の完成図です。
胴体の突起部分も忘れずに。
今は寝そべった状態ですが、
後々に作業しやすいように、
「回転」ツールを使って垂直に起こします。





「フォローミー」ツールの基準線となる円を描きます。
半径の大きさの基準は擬宝珠断面の下線です。








描いた円の線に沿って「フォローミー」ツールグルリっとすると、
擬宝珠になりました。
でも、タマネギの上の部分などに線が残り美しくありません。






消したい(なめらかにしたい)線を選択した上で、
右クリックし「エッジをソフトニング/スムージング」を選択。
「法線間の角度」を線が消えるまで上げます。






完成です。
さらに黒っぽいペイントをしてみました。
なかなかの出来に満足。

色については金色だったり、
緑青をふいているようなものもあります。
木製の擬宝珠もあり







朱塗りの柱に付けてみました。

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